








コミュニティとビジネスの2つの言葉が融合したコミュニティ・ビジネス。その意味は、地域社会をベースとした顔の見える関係「コミュニティ」と、事業として現代社会の中で継続性を維持する手法である「ビジネス」、この2つがよい意味で融合したものです。
地域住民がよい意味で企業的経営的感覚をもち、生活者意識と市民意識のもとに活動する「住民主体の地域事業」、住民自らが自分たちの地域を元気にするために、あるいは地域の問題を解決するために、主体的に取り組んでいる事業のことを、コミュニティ・ビジネスといいます。
コミュニティ・ビジネスは事業の手法・理念をあらわすもので、その組織形態は様々です。NPO法人、有限会社、事業協同組合、任意団体、あるいは株式会社など様々な組織形態があります。組織の種類は、コミュニティ・ビジネスを実践するための手段にすぎません。
参考事例:コミュニティ・カフェ
家族だけが介護を負担するのではなく、地域コミュニティと連携して高齢者が楽しく生活できる場を提供すること。また、子どもとの生活で社会から孤立しがちな母親が、悩みを相談したり仲間を見つけることのできる場を提供すること。そのような取り組みが様々な地域で始められています。コミュニティ・カフェは、単なるカフェではなく、課題解決のための機能をもったスペースのことを指します。自室の一角で始めたり、商店街の空き店舗を活用して始めたり、地域の資源を活用して工夫をしながら活動をしています。
料理自慢の主婦によるワンデイ・シェフや子育て経験を持つ女性たちをを活用した保育サービス、障がい者がいきいき働ける職場づくり、環境問題啓発のイベント開催などユニークな取り組みもコミュニニティ・カフェの魅力です。
参考図書:WAC 編
「コミュニティ・カフェをつくろう!」(学陽書房)

参考事例: 高齢者のいきがいづくり
コミュニティ・ビジネスによる地域の活性化 徳島県上勝町の株式会社いろどりは、料理に添える葉っぱなど、いわゆる"つまもの"を扱う会社です。地元の人々が自宅の裏山や畑で、注文に応じで木の葉を取ってきて出荷をするビジネスで年商数億円をあげています。高齢の女性もできる仕事で、多くの方が従事しています。このつまもの作りによって、高齢化の進む上勝町では、高齢者の新しい雇用と生きがい作りを実現し、結果としてまちの活性化をもたらしています。

参考図書:細内信孝/鵜飼修 著
「3日でマスターできる コミュニティ・ビジネス 起業マニュアル」
(ぎょうせい)
参考ホームページ:コミュニティ・ビジネス総合研究所