市民活動の事例


墨田区内には、70以上のNPO法人があります。 その多くの団体が、地域に根ざしたさまざまな活動を行っています。 また、NPO法人以外にもボランティアグループや地縁組織などが市民活動を通じて、地域に必要なサービスを提供しています。このページでは、墨田区内で、そのような地域に根ざした市民活動を行っている団体をご紹介します。

事例1 地域の子育て支援 

平成17年10月、NPO法人すみだライフサービスと墨田区と協働で地域が支える子育て支援施設として、すみだ子どもサロンは開設いたしました。 育児への負担感や孤立感を和らげるため、また、地域における子育て支援の場として、子育て中の保護者の仲間づくりや情報交換ができる場を提供しています。子育て相談や講座の開催、乳幼児の一時保育等も行っており、いろいろな状況に応じて、地域のニーズにあった子育て支援サービスを提供しています。





 入園前のお子さんを育児中のママたちが、自由におしゃべりできる場「おしゃべりルーム」。特長は、子どもを別室に預けてママ同士でゆっくりとおしゃべりができること。「1日中子どもといっしょで、悩みやストレスを抱えるママたちに、同年代のママやボランティアさんといろいろな悩みを話せる時間を作ってほしくて、私たち運営委員会の発案で始めたんです」と、すみだ女性センター運営委員長の岩田道子さんは言います。
 参加したママたちからも「皆さんのお話を聞いて、悩んでいるのは自分だけではないと安心しました」、「たくさんの方と交流できてリフレッシュしました」と好評。初めはちょっと不安な表情だったママたちの顔が、帰るころには輝いていたのが印象的です。(2007年7月トピックス掲載)



事例2 セカンドライフの活動の場を提供 

「てーねん・どすこい倶楽部」は平成14年に墨田区役所の高齢者福祉課の声がけで、主に会社等を退職した人が集まり経験や特技を活かせるような社会参加のきっかけづくりについて話し合いを始めました。倶楽部の名前は定年を前向きに受け入れて、新たな一歩を踏み出すという目的と、「相撲のまち墨田」をイメージして、名づけられました。平成16年に自立したボランティアグループとなりました。 ボランティアを派遣するシニア人材バンクの運営や社会参加のきっかけづくりのためのセカンドステージセミナー・元気シニア向けの情報紙「どすこいかわら版」やメールマガジンの発行を行っています。

事例3 すみだの歴史・文化の振興 

NPO法人向島学会は、向島地域を拠点に、下町のまちづくり・防災・建築・文化・アートに関わる活動を行っています。江戸以来の歴史、文化を継承する地域資源を収集し、それを活用した地域活性化のためのプロジェクトを提案・推進しています。たとえば、まちの人々や、向島に関心を持つ学生、社会人などを対象に、アートとまちづくりを学ぶ「向島アート・まち大学」講座を行っています。また、向島地域におけるまちづくりの各課題について意見を交換する場として「交流のサロン」を定期的に開催し、会員の研究発表や各研究部会の公開研究会を行っています。


 キーン、コョーン…。宇宙の広がりを感じさせる幻想的な音色を奏でる水琴窟(すいきんくつ)が、向島の路地にあることをご存知ですか。庭園を演出する道具として使われてきたこの水琴窟ですが、音の正体はかめの中で反響する水滴の音。「路地琴(ろじきん)プロジェクト」が美しい音色で向島の街並みを彩っていこうと、地域の方々にご協力いただいて設置したもので、店先や住宅の玄関横など、現在10個所に置かれています。一つひとつ少しずつ音色が違うので、聞き比べながら歩けば路地散歩に新たな楽しさが加わります。
 「路地琴プロジェクト」では水琴窟を置いていただける地域グループやお店、個人のお宅を募集しています。[詳しくはこちら] (2007年5月トピックス掲載)



9月中旬から10月半ばまで萩のトンネルが見ごろと百花園サポート士隊から聞いていたので、向島百花園を訪ねてみました。今年は残暑のせいか、萩の花はまだちらほらでこれからが見ごろとか。園内には秋の七草をはじめ、春に劣らず秋にもたくさん花が楽しめます。
 9月15日〜30日の萩まつりには、イベントも盛りだくさん。さらに今年の中秋の名月9月25日をはさんだ9月24日〜26日の期間は、「月見の会」があり21時まで開園しています。
(2007年9月トピックス掲載)





両国三丁目の本所松坂町公園(吉良邸跡)周辺の道路では、毎年、12月の第2または第3土日(今年は12月15日(土)・16日(日))に「吉良祭」「元禄市」が開かれます。「元禄市」では、地元企業が衣料品、靴、雑貨などを格安で販売するほか、各町会も温かい食べ物のお店を出すなど、80店ほどの露店が立ち並びます。吉良邸跡保存会の山田会長にうかがったところ、ここで年末に買い物するのを毎年楽しみにしている方も多く、道路は人で埋め尽くされるそうです。 赤穂浪士による討ち入りのあった12月14日(金)には「義士祭」も開かれます。(2007年10月トピックス掲載)


事例4 町内・自治会、地域活動の活性化 


現在、すみだでは17の町会・自治会がホームページを開設しています。町会・自治会は、地域活動を通じて、住民みんなが暮らしやすい町をつくるために活動しています。今後は、新しい住民や若い世代にも町会・自治会活動について関心をもってもらい、地域の行事や活動に参加してもらえるように、ホームページを通じて広く情報発信を行っています。各町会・自治会では工夫をこらして、下町らしい情報を盛り込んだホームページを開設しています。たとえば、防犯や防災の最新情報や、地元のにぎやかな祭りの風景のフォトアルバムを公開している町会・自治会があります。

ケーブルテレビでおなじみのJ:COMすみだが主催するこのパソコン講座に参加したのは、「わがまち通信局」としてホームページを立ち上げた緑一丁目町会。若い住民の方にも町会への関心をもってもらおうとインターネット活用を進めてきましたが、まずは役員の皆さんがパソコンを使えるようになろうと講座に参加しました。
 「左側のボタンを押すのが左クリック、こっちは右クリックと言います」。講師を務める区内在住の高地さんのやさしい指導は「今まで怖くて触れなかったけど、もう電源を入れられます」と参加者からも好評です。将来は「瓦版のようなホームページ」を作りたいと緑一丁目町会のチャレンジは続きます。 (2007年4月トピックス掲載)


地域の方々の交流を目的に銭湯で行われている「湯処・語らい亭」では、各銭湯のご主人が工夫を凝らし、健康体操、三味線、カラオケ大会、ゲーム大会等が行われています。
 取材にうかがった曳舟湯や松の湯でも、この時間を楽しみにしている方々が三々五々、集まってきます。皆さんに銭湯が好きな理由を伺うと「大きいお風呂にゆったりと入れるから」はもちろんですが、「こうしてみんなで和気あいあいとやるのがいちばんの楽しみ」と口々におっしゃいます。さらに、銭湯のご主人やおかみさんのやさしい笑顔も人気の秘訣のようです。
 参加している方のいきいきしている顔がとても印象的でした。皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか?  「湯処・語らい亭」の詳しい内容や日時については、各浴場の掲示をご覧ください。→墨田浴場組合に登録している銭湯の一覧はこちら (2007年6月トピックス掲載)


 夏と言えば盆踊り。そして盆踊りに欠かせないのが「どどんがどん」の盆太鼓ですね。江東橋五丁目子供会は8月25、26日に開かれる町会のお祭り「江五納涼踊り」本番に向けて猛練習中です。小学1年生から中学生まで30人近くが町会会館に集まって、まちの有志たちから手ほどきを受けます。
 「音楽をよーく聴きながらたたいて。太鼓のリズムが狂うと、みんなが踊れなくなっちゃうぞ」。責任重大です。今年が初めてという女の子は、ばちを持つ手のひらが真っ赤。それでも太鼓をたたいて大満足の笑顔です。  みんなの意気がひとつになった太鼓のリズムに乗って、まちの元気が伝わってきました。 (2007年8月トピックス掲載)


 冬のすみだの夜を飾る「すみだイルミネーション」が始まりました。リサイクルフェアや桜堤通り花祭り、鯉のぼりフェアなど、年間を通して多彩なイベントを開催するカット倶楽部が、11年目の今年も見せてくれます。代表の坂井さんは「『毎年楽しみにしていますよ』と見に来てくれる人からの声が、この活動を支える何よりの原動力」と言います。
 「一つひとつ電球を点検しながら点けていきますから、見ごろになるのはクリスマスのころ」とか。まさに手作りのイベントです。クライマックスは、大晦日のカウントダウン。ペットボトルを使った灯籠があたたかくイベントを盛り上げることでしょう。(2007年12月トピックス掲載)


 「火の〜よう〜じん!」 カチッ カチッ
 網の目のように入り組んだ小さな路地を、拍子木と提灯を持った町会の皆さんが見回ります。東向島二丁目町会では「我が町は、我らの手で守ろう!」という皆さんの熱意に支えられ、この年末年始夜警が20数年続いています。今年度は12月15日(土)から1月12日(土)までの水曜と土曜に行われました。「ちょうど寝支度に入るこの時間に、火の元をもう一度確かめてもらえれば」と寒さも厳しい夜の10時からスタート。路地の奥まで隈なく見回ると、1時間近くかかります。犯罪のないまち、災害に強いまちは、そこに住む人たち一人ひとりの熱意と、こうした行動の積み重ねのうえに成り立っていることを、改めて感じました。 (2008年1月トピックス掲載)